藻岩(もいわ)地区は、藻岩山の南麓に位置し、砥石山(といしやま)、硬石山(かたいしやま)に囲まれ、豊平川に注ぐ北の沢川・中の沢川が流れる山岳地帯と緑豊かな自然環境に恵まれた地域にあり、23,342人〈2024(令和6)年1月1日現在 住民基本台帳人口〉の人々が住んでいます。
地区の歴史は古く、かつては「八垂別」(はったりべつ)と呼ばれ、巨木や熊笹が生い茂る原始の地でありました。明治5年に硬石山が発見され、その後、山鼻屯田兵の追給地であった現在の川沿(かわぞえ)に入植が始まったのが藻岩の開拓の始まりと言われています。
そして令和の時代となった今では、国道230号沿線に大型店、旧国道沿線には小売店、飲食店等が立地し、山側は住宅地として発展しています。
「藻岩地区町内会連合会」は、このような藻岩地区にある住民組織で昭和39年に設立されました。
前述のように歴史のある地区ということで、住民のコミュニティ意識が高く、現在は、川沿、北ノ沢、中ノ沢の各一円及び石山1条1丁目の一部にある27の町内会(2024 [令和6]年7月、ビレッジハウス川沿自治会が解散し、27町内会となる)が会員となって、スケールメリットを活かしたまちづくり活動を行っており、地域での交流イベントも盛んです。
中でも藻南(もなみ)公園で8月上旬に開催される「もいわ夏まつり」には、大勢の人が集まり、様々な催し物を通じて夏の日を楽しみます。
また、地域での冬のイベントの先駆けとなった「アイスキャンドル」は、1月下旬に当連合会が中心となり地区全体を舞台に開催され、それぞれのエリアごとに多くのキャンドルが幻想的な冬の景観を創り出しています。
加えて、子育て・高齢者福祉など地域の問題についても当連合会や関連団体が中心となって活発な取り組みをしており、子育てサロンや高齢者の見守り活動のほか、「気配り」「目配り」「心配り」の「3配り運動」には特に力を入れています。
みなさん一人ひとりが自分の住むまちに関心を持ち、まちづくり活動に参加することはとても大切なことです。
安全で安心して暮らせるまちづくりにみなさんの知恵と行動力を発揮してみませんか。
(2024年8月29日更新)
役員
札幌市が公表している藻岩地区の最新の人口その他のデータです
(2022年4月1日現在)
(1) 人口(2022-4-1現在 住民票ベース)
23,724人
うち65歳以上 8,857人(37.3%)
うち75歳以上 4,659人(19.6%)
(2) 世帯数(同)
12,603世帯