2025(令和7)年 あけましておめでとうございます

藻岩神社の初詣対応は地域のみなさんが担っています

 みなさま明けましておめでとうございます。
 藻岩神社では今年もお正月の三が日、初詣のみなさまの対応を行っています。

 ふだんは無人の神社なのですが、地域の神社として、お正月は地域のみなさんが交代で参拝にいらしたみなさまの対応をしています。

 

 1年ごとに藻岩町内会の川沿地区の北地区と南地区のみなさんが交代で対応していますが、今年の対応は北地区です。

 準備のため、ボランティアのみなさんが集合したのは、大晦日の午前10時。本殿への階段を丁寧に除雪したり、販売所の準備をしたり、祭礼ののぼり旗を立てたりと、約15名の方がきびきびと動き回っています。高齢の方が多いので、のぼり旗を立てる重いポールの扱いはなかなか大変そうです。

 藻岩神社はふだんは無人で、宮司さんは常駐していません。今回の当番となった前町内会連合会会長の小村裕(ゆたか)さんによれば、当番で地域の方が初詣の対応をするのは「もう何十年も続いているはず」とのこと。

 お正月には宮司さんを護国神社から派遣してもらいます。縁起物の販売を担当するのは町内会の仕事。品物を仕入れに行き、元旦の午前0時から、交代で販売するのもすべて地元の人たちが行っているとのことです。

 

 あらかたの準備が終わったら一旦引き揚げて、深夜からの初詣のお客さんに備えます。

 

 大晦日、午後からはまとまった雪が降り、せっかく朝除雪した神社の境内も、夜にはもう一度雪かきが必要となりました。

 夜も更け、深夜には雪も止みましたが、零時頃からけっこう多くの参拝のみなさんが三々五々集まっています。

 本殿前の石段には深夜零時と共に、長い列ができています。社務所では、お守りや縁起物、おみくじのが売られています。「中吉」「大吉」などの声とともに、これも地域のみなさんが設置したおみくじかけにおみくじを結んでいる人がいます。販売所もにぎわっています。

午前零時すぎ、本殿の階段には参拝する人の列ができました。

販売も地域の方が担当。にぎわっています。

2025年は巳年(へびどし)です。干支鈴とお守りを買いました。

 藻岩神社は、川沿4条5丁目4−6、住宅街の中、東海大学の森の東側の麓にある神社です。

 札幌市の資料によれば、明治29年(1896年)、「山の神社」の碑を奉斎し、同37年5月に神殿新築されています。 
 昭和17年(1942年)、社号を藻岩神社に改称して、同年に神殿改築。昭和45年、社殿を移転。現在の建物は平成7年(1995年)に新築されたものだそうです。
 正月三が日の夕方5時までは、販売所が開いています。

 

(2025/1/1 記)